獣医三年生。それは研究室に所属しない無所属学生の中では最上級生であり、他の学科においても四年生に告ぐNo.2である。一説によると(卒論や国家試験のある六年生は置いといて)獣医学科でもっとも忙しいとも目される獣医三年生。オイラも何度かそのように言ってきたのだが、果たして実際はどうなのか、何故忙しいのか、を考察してみたいと思う。
三年生。先にも述べたが、これは他学科で言えば四年生に告ぐNo.2である。しかし、通常四年生は卒論に忙しい。すなわち、フリーの身分においてはNo.1であるといっても過言ではないのである。これはどういうことかというと、サークルや(学生の)バイトにおいても実質的にNo.1であることが多いということだ。自分はNo.1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワンなどと歌ってみても世間はそうは甘くはない。4年生は忙しくて引退したり、あまり来なかったり、辞めたり・・・といった状況で必然的にどこにおいても三年生が現状をしょってたつという舞台が多いのである。
このように私的な生活面でも忙しくなると思われるがそれだけではない。獣医学科自体においても結構忙しい。
三年生になると通常一般教養科目は修了し、授業はすべて獣医学専門科目となり、当然それらの大半に試験やレポートもある。また、一般教養科目は通常、他学科の生徒が同じ授業を受けるので人数も多く、教室も広い。これはすなわち、代返がやりやすい=多少サボることができるということも意味する。だが獣医専門科目では学生は獣医学生だけであり、教室も狭く、たいていは先生も学生全員の顔と名前を知っているので代返などはまず無理である。単純に授業科目数も一、二を争う多さであり、また実技科目においても生理学実験、生理化学実験、薬理学実験、微生物学実習などなどこれまた多い(科目によっては週2回の科目もある)。最大で週5日の授業で4日が実習・実験なのである。
また、獣医学科四大イベントでも述べてきたが、そのほとんどに三年生が裏方
としてからんでいるのである。三年生になったら、まずは新入生歓迎コンパのための場所取り、バスの手配、買出し、会場準備などなどから始まり、さらに県人会の出欠確認、会費の徴収、店の確保と春から大忙し。特に研究室の先輩に出欠の確認や会費の徴収に行くのはかなり勇気がいる。初夏には慰霊祭の準備として草刈りをやり、秋には学園祭の出し物として出店や赤フンの準備と神輿の作成、冬には翌年から所属する研究室決め、そして三月には県人会で六年生の追いコンの準備・・・。学内行事に関してもいろいろとあって大変な時期なのである。中にはまだ一般教養の単位を全て取っておらず、後輩に交じって必死こいて授業を受けているという人もいる。
以上のように獣医学科三年生というのは、6年間の折り返し時期でもあり、公私ともになんやかんやと色々と大変である。しかし偉大なる先輩達はみなこの時期を乗り超え、さらに過酷な卒論・国試へと突入していくのだ。ま、そんな忙しさも卒業して年をとれば、懐かしき良き思い出と思えるように充実した学生生活を送ってくださいませ。