へぼ大獣医創世記
2001年、4月。「へっぽこ大学獣医学部!」なるHPを立ち上げた一人の男がいた。現在日本では空前の獣医学科志望ブームで、獣医系HPも次々と立ち上げられ、一部で注目を集めている、かもしれない。(Yahoo!獣医学カテゴリ 非登録なのも多数ある。)
今回、我々取材班(月刊エセ獣医
編集部)はその中でも一際、くだらねぇ異彩を放つ獣医系HPを運営・管理するある男との接触に成功。自らを「学長」などと名乗り、あやしげな筆術で次々と罪もなき若者をひきずりこむちょっとイッてる感ただようこの男へ独占インタビューをとりつけることができた。
編集者(以下、編)「どうもはじめまして。へっぽこ学長・・・さん?(自分で学長とか言うなよ、サブ・・・)」
へっぽこ学長(以下、へぼ)「うむ。」
編「あなたがこの(しょーもねー)へっぽこ大学獣医学部の管理人さんですか。」
へぼ「うむ。」
編「獣医というマニアックな題材をあつかうHPの中で10000ヒットをかせぎだすとはスゴイですよね〜!(1年もやってりゃな・・・)」
へぼ「うむ。」
編「いつごろからこのHPを作り始めたんですか? 何かHPを作ろうというキッカケでもあったんですか?(はよ帰りてーなー・・・)」
へぼ「そうだねー、あれはちょうど1年半前のことだったかな。オイラの高校の友達がさー、高校の時の部活のHP作ったんですよ。いわゆる同窓ページみたいな? で、そこに行ってみて懐かしいメンツと掲示板やらメールやらでやりとりして、あー、インターネットってすげーなー、って思ったんですよ。で、色々と学年も違う会ったこともないような人なんかも集まってて、なんか、イイナー。ウラヤマスィ・・・。楽しそう。なんて思っちゃったんですよ。」
編「で、自分もHPを作ってみたいな、と。(安直な奴ちゃな・・・)」
へぼ「そうそう。で、友人にHPのイロハなんかならってHTML言語なるものも知って・・・。で本やら買って勉強してみたんですよ。なんとその時は5年生の冬。6年生が必死こいて国家試験勉強してる横でチマチマとタグを打ち込んでたんですよ(笑)」
編「えっ、5年生の冬ですか?(今時(笑)なんか使ってんなよ) その時期って就職活動やら実験も本格化してきたりして結構忙しい時期なんじゃないんですか?(アフォかこいつは・・・)」
へぼ「そうなんですよ(笑)。もう、これから死ぬほど忙しくなるってのは目に見えてたんですけどね(笑・・・以下編集部の独断により(笑)省略)。なんつーか、オイラって何かやりたいっ!って思い立っちゃたらもう、すぐ実行に移しちゃうんですよ。だけどヤル気だけはマンマンだったくせに、どんなHPを作ろうかなんて全然アイデアがなかったんですけどね。」
編「それがどうしてまたこんな(くだらねぇ)獣医系のHPにしようと思ったんですか? 実はその前に世に出ずに埋もれたアイデアもあったとか?(知りたくもねーがな・・・)」
へぼ「そうなんですよ。最初はですね、全然別のHP作ろうとしてたんです。一応、オイラ薬理学講座なんで、なんか、ヤクリに関係あるようなHPをと。ヤクリっていうと堅苦しく感じるんで、他にないようなちょっぴりオフザケ系のページを作ってみようかな、なんつって。で実際色々調べたんですね〜。リアップからバイアグラ、ガスター10や正露丸にいたるまで。で、色々調べてると当然のことながら、他にも薬理系のページがあるんですね。で、その中の一つに、すさまじい情報量と専門知識が述べられてるページを見つけちゃったんです! なんか、薬剤師をもう何10年もやっているって人が作ってるページで・・・。その内容のすごさに、あぁ、オイラの作ろうとしているサイトなんて、なんてちっぽけなんだ。。。一介の獣医学生ごときがどうあがこうとこのサイトには勝てっこねぇや・・・相手プロだもんな・・・。で、HPのアイデアは白紙に戻っちゃったんですよ。5年生の1月下旬くらいだったかな。できれば春にはオープンしたかったんでもう、毎日どんなサイト作ろう・・・って彷徨っていたんですよ。」
編「そしてとうとう獣医系のサイトにしよう!と。(んなことやっとるヒマあったら、もっと勉強・実験してろっつーの)」
へぼ「そうです。オイラってなんも人に紹介できるほどたいそうな趣味もないし、雑学や専門的な知識もない。でも、他にはないような、オリジナリティなページを作りたいな、って。で、最終的には、他の人にはない知識で、ある程度需要ありそうな、それでいてオイラにでもできそうなテーマってーと獣医しかなかったわけなんです。一応、獣医学生に関してはプロですからね、こちとら。」
編「なるほど。なるほど。確かに獣医学科って結構閉鎖的な感じがしますよね。一般の人はおろか、獣医学科を目指す人たちも実際はその実態がよく解らないだろうし。(獣医の知識もほとんどないだろーによく言うわ・・・)」
へぼ「で、まずは他にどんな獣医系サイトがあるかな〜っていろいろ見て回ったんですね。Yahoo!に登録されてるのは結構少ないですよね。でもサイト覗いてみると、掲示板なんかで獣医になりたい〜!って声がいくつもある。うん、こりゃ需要あるな。今のところ本格的なサイトもそんなに数なさそうだから参入できる余地はあるな、と。」
編「・・・(ファ〜ァ・・・)」
へぼ「テーマがきまったら、あとはどんな内容にするか、ですね。で、色々なサイトを見てて思ったんです。確かに獣医学科について紹介している。獣医っぽい話題もしっかりおさえてる。でもね、なんか物足りない。。。このくらいの情報で果たして獣医学科を目指してる人達や獣医学科に入ったばかりの人達は満足できるんだろうか、と。内容が少ない! 薄い! もっと、もっとあるだろ? 獣医学科ってそんなもんじゃないハズだ! もっともっと伝えることがあるし、知りたがってる人もいるんじゃないかと! 消化不良だよ、と! 獣医学科6年間をたった数行の文章で紹介しておしまい、なんて悲しすぎるぢゃないか!」
編「・・・(zzz)」
へぼ「何ヶ月も更新されていない、いつまでたっても工事中のままのコーナー、おもしろそうなコーナーがあっても中身が増えない・・・ま、オイラが人様のこと言える立場じゃないんですがね。確かに獣医学科は忙しいからそれも仕方ないんですよ。でも・・・でも、こんなんじゃダメだ! もっと獣医学科ってのは奥が深いんだよ! エゲつないんだよ! キレイゴトばかりじゃなくてそんな所も容赦なく紹介していくべきなんじゃないのか、と! だったら、オイラがやってやる。やってやるさ! そう思うとフツフツとヤル気が沸き起こってきたんです。よっしゃ、やったるで! いろんな獣医系サイトのいい所盗みまくってアレンジしてオイラだけの獣医系サイトつくっちゃるったい!!って思・・・・・・ちょっと、聞いてます?」
編「・・・んぁ・・・? あ、あぁ聞いてますよ。もちろん。それでそれで?(チッ・・・起こすなよ)」
へぼ「もちろん、他の獣医系サイトもすばらしいサイトはたくさんありますよ。内容がすごく充実してたり、掲示板がすごく盛り上がってたり・・・。こりゃバンバン盗んで、それ以上のサイトを作って・・・もう、あらゆる獣医的情報をつめこんじまおう! オイラの獣医学科5年間の全てをつめこんじまおう。・・・だったら、もう、そのまんま、獣医学科の学校を作っちまえばいいじゃん?みたいなー?
ゲロゲロ? なノリでアイデアがどんどんつながっていって現在の形になってきたわけなんですね〜。」
編「ほうほう(なに熱くなってんだか・・・)」
へぼ「目指すは日本一の獣医系サイト!! 一日1000ヒット! 掲示板のカキコミ100!! なんて無謀な目標なんか持ってんですけどね。 実現はまだまだはるか遠いでしょうが。 そのためにはぜひYahoo!カテゴリに登録したいな、と。実は一度応募したんですが、音沙汰無し。。。審査厳しいですからね。でもまた今年チャレンジしますよ。だいぶ内容も増えてきて来訪者もそこそこ、メールなんかもたまにもらっちゃたりして、自信も少しついてきましたし。メールくれたみなさん、ありがとー!返事出してないけどバッチリ読んでヤル気に還元しておりますよ〜! あ、それと、こんなサイトなんですけど、実は一度GeoSuferのお薦めサイト(2001)ってコーナーに選ばれたこともあるんですよ! エッヘン!」
編「へー、すごいですね。(イヤ、別に聞いてないから・・・)」
へぼ「目指せ! Yahoo登録!! 目指せ! 日本最大の獣医系サイト!! いつの日か、獣医学生のバイブルは漫画動物のお医者さんとへっぽこ大学獣医学部!と呼ばれる日を夢見て! ・・・見出しはこんな感じでお願いしますよ。表紙にでっかく目立つようにね。宣伝よろしくお願いしますね。」
編「わかりました。今日は巷の獣医学生・獣医志望者にウワサだとか全然知られてないとかいうサイト、へっぽこ大学獣医学部!の管理人、へっぽこ学長をお招きして有意義なお話をお送りしました。へっぽこ学長、どうもありがとうございました。(ふぅ〜、やっと終わりか。)」
へぼ「ありがとうございました。・・・あ、それとですね、今度新しい」
編「お〜っと、イケネェ! もうこんな時間だ! 早く部署に戻って原稿仕上げなきゃ! スミマセン、ちょっと急ぎなんで。どうもありがとうございました。じゃそろそろ失礼します。サイナラ、サイナラ(もうえぇっつーの!)」
へぼ「あ、ちょっともう少し、あのですね今度新しい・・・」
編「タッタッタッタッタッ・・・・(走り去る)」
へぼ「あの・・・」
2002年5月某日対談 民明書房「月刊エセ獣医」6月号掲載予定
お詫びとお知らせ
これまで皆様に御愛読いただきました「月刊エセ獣医」ですが、まことに勝手ながら弊社の都合により2002年5月号にて刊行を終了させていただきます。毎月、楽しみに御購読していただいている皆様には残念なお知らせで大変御迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。