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学 長 室



  • 管理人=学長のお仕事紹介



  • 2002年春、無事獣医学科を卒業し、獣医師免許も取得してプロ獣医師として社会へはばたいていいたへっぽこ学長。ここではそんな学長のお仕事についてちょこっと御紹介いたしましょ。

     獣医師の職業としては大雑把に分けて3つに大別される。臨床獣医師(動物のお医者さん)、公務員(衛生獣医師)、企業人(研究職など)。オイラはこの中でいわゆる企業人に分類される仕事をやっている。会社のような研究所のような所で、色々な化学物質の毒性についての評価をやっているのだ。少し詳しく言えば、様々な企業(製薬企業、化学系企業etc)から依頼を受けて新しい化学物質の安全性・毒性について調べるって仕事なのだ。こういった企業は常にたくさんの新しい化学物質を作り出している。薬の材料の一部に使われるもの、何かの素材に使うもの、目的はさまざまである。そのためこれらの物質が人体に触れたり、口に入る可能性がある場合、その安全性についてきっちりとしたデータを出さなければならず、安全性が保証されないと国から認可がおりない。
     おいらのやる(予定の)仕事の内容はオイラの所属する課は病理検査をやる所で、被検物質を投与した動物を剖検して組織の肉眼や顕微鏡での観察により生体に異常がないかどうかを調べるという感じ。しかし今は研修中で別の部門にいて動物に披検物質を投与する仕事をやっている。獣医学科の学生ならわかるだろうが、こういったきちんとした施設で実験動物を飼っている所では、それはもう厳重に外界と隔離されているのだ。今まで話には聞いていたが、動物舎に入るのにシャワー、消毒、エアシャワーなんぞを浴びた上、映画なんぞでよく見るような宇宙人のような頭からつま先までびっしりとスーツを着込んでから作業を行うのだ(人→動物、動物→人の汚染を防ぐため)。気温・気圧・湿度なども完璧にコントロールされていて常に同じ環境で実験ができるようになっているのだ~。ま、どこでもそうだろうけど。。。


    サルでも解る仕事の流れ

    依頼企業
    「よ~し、新製品作っちゃうぞ~。でも新しい素材だから安全性がわかんないなー。もし人になんか悪い影響与えちゃったりしたらヤバイしなー。ってわけで安全性とか癌原性とか調べてちょうだいな!」

    ウチ
    「ラジャ!マウスやらラットにその物質を投与して何かヤバい影響が出ないかどうか試験しまっせ。」

    ウチ
    「試験結果でましたよん。どうやらこの物質は特に毒性もなさそうだからいいんでない?」

    依頼企業
    「さいでっか。おおきに。よ~し、これで新製品作ってガッポガッポや!うはははは!!」




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